ノート


■ジョブカンDesktop(ジョブカン会計)への指摘・要望事項

 

ジョブカンDesktopは個人事業不動産・法人一般向けに主に会計・売上ソフトウェアをラインナップしていて、仕入、給与についてはカバーされていません。弥生(弥生)、奉行(OBC)に代表されるように、従来から基幹(ERP)システムは会計、売上仕入、給与人事を3本の柱としてシリーズ化されてきました。ジョブカンDesktopにおいては従来この3本柱が不完全なため、基幹システムとしての根底をなしていません。当所はこの基幹システムはもとより、システムの要であるユーザーインターフェース(UI。利用者とサービス・製品の接点。)やユーザビリティ(サービス・製品の有用性。)を含め、ジョブカンDesktop利用者の利便性向上に資するべく仕様、機能改善について指摘・要望いたします。

 

全般

・本格的な給与ソフトウェア「ジョブカンDesktop給与」を追加し、「年調・法定調書の達人」(NTTDATA)と連動させる。(他ベンダーも基幹業務の3本柱である会計、販売、給与をシリーズ化していることが多く、ジョブカンDesktopも同一シリーズで基幹業務をこなせるようにしてほしい。現状としては会計はジョブカンDesktop、販売、給与はPCA(PCA)、弥生、等を使用するなど他シリーズが混在することとなり不都合が生じている。このため、ジョブカンDesktopではなく、基幹業務を同一シリーズ化しているやよいの・弥生、みんなの・王(ソリマチ)、かるがるできる・らくだ(BSL)、かんたん!(MJS)、奉行、PCA、大臣(OHKEN)のいずれかが選ばれる理由の一つがここにもあるように思われる。)

 

・17シリーズから各表の画面上の色がカラフルになっているが、カラーを多用しない16シリーズのカラーに戻す。(ただし、16シリーズの会計の決算書項目設定、決算書集計設定、キャッシュ・フロー項目設定、キャッシュ・フロー集計設定は紫色になっているが、茶色にする。また、仕訳日記帳、総勘定元帳、補助元帳はカラーを1つに統一する。)

 

・ヘルプ株式会社ジョブカン会計のサイトでマイページではなく「マイページ・BAN専用ページ」に変更する。

 

会計「ジョブカンDesktop会計/青色申告/現金・預金出納帳」

・「ジョブカンDesktop青色申告+確定申告」のパッケージ記載名称を「ジョブカンDesktop青色申告」に変更する。(タイトルは長いより短い方がわかりやすい。)(※他ベンダーも「会計○○」や「○○販売」というようにシンプルな名称にしていることが多く、わかりやすい。)

 

・ライブラリの登録で重複チェック機能を追加する。(科目設定での重複チェック機能を参照。)(※なお、この機能はやよいの・弥生(弥生)には無い機能なので是非追加して欲しい。)

 

・データ保護設定の起動制限ボタンを削除して、環境設定の起動時の動作で「□起動時にかんたん取引グラフを表示する」を追加する。

 

・データメンテナンス機能のウィンドウで、データメンテナンス設定の表記を「データメンテナンス」にする。(なお、経理はデータメンテナンスと表記されている。)

 

・科目設定やライブラリや仕訳帳や総勘定元帳、補助元帳、等の入力モードで修正した後、入力モードのまま下の行に移動するが、修正後は下の行に移動せずそのままその行で閲覧モードに戻るようにする。(この時オレンジ表示は最初の欄に。)

 

・総勘定元帳、補助元帳の勘定科目欄の右横に部門欄を作り部門の指定ができるようにする。(※なお、この機能はやよいの・弥生には無い機能なので是非追加して欲しい。)

 

・総勘定元帳、補助元帳の1行明細の入力で相手補助欄の右列に相手部門欄を作り、相手部門を入力できるようにする。また、印刷においても同様に印刷できるようにする。

 

・総勘定元帳、補助元帳を1行明細にした場合、メニュー欄の残高欄の下の残高が非表示となるが、表示する。

 

・検索の金額で、金額指定と範囲指定を選べるようにする。(※なお、この機能はやよいの・弥生にはすでにある機能なので是非追加して欲しい。)

 

・仕訳帳、総勘定元帳、補助元帳、伝票で行の挿入を、「上に挿入」、「下に挿入」にして選択できるようにする。また、貼り付けを、「上に貼り付け」、「下に貼り付け」にして選択できるようにする。

 

・固定資産管理の科目欄の表記を科目ではなく「勘定科目」に変更する。

 

・固定資産管理の仕訳作成で、個人データの初期値を年次から「月次」に変更する。(なお、法人データは初期値を月次としている。)

 

・仕訳帳、元帳の摘要入力時で摘要ライブラリを呼び出したとき、検索キーを押すと、関連する科目の区分けが無いので、区分けをつける。

 

・科目設定で補助警告の欄を削除し、最初から、補助科目のあるすべての勘定科目で補助警告する仕様にする。(※なお、この機能はやよいの・弥生には無い機能なので是非追加して欲しい。)

 

・総勘定元帳と補助元帳に「相手科目元帳へ」機能を追加し、相手科目の元帳に切り替える機能を作る。(※なお、この機能はやよいの・弥生には無い機能なので是非追加して欲しい。)

 

・仕訳ライブラリ、勘定科目、摘要ライブラリ、等のドロップダウンリストの行数に際限が無いので、例えばすべて15行固定に統一する。(10行だと少なく、20行だと多い。現在のように統一していないと選択するときの目線にばらつきが生じて固定せず、選択しにくい。)(※やよいの・弥生では一応10行固定程度で統一していて、選択しやすい仕様となっている。)

 

・仕訳帳、総勘定元帳、補助元帳、伝票、等で仕訳ライブラリ欄の下の欄は未使用なので、クリックしてもオレンジ(閲覧モード時)にならないようにする。

 

・仕訳ライブラリ、伝票ライブラリ、摘要ライブラリの並び替え機能で「良く使う順」設定ができるようにする。(※なお、この機能はやよいの・弥生にはすでにある機能なので是非変更して欲しい。)

 

・ドロップダウンリストの表示を勘定科目、摘要、等で個々に自動表示させる設定ができるようにする。(現在は一斉に自動表示が設定される。)(※なお、この機能はやよいの・弥生にはすでにある機能なので是非変更して欲しい。)

 

・仕訳帳で1行明細機能を追加する。(総勘定元帳、補助元帳ではあるのでこちらにも追加する。)

 

・総勘定元帳、補助元帳の入力画面で、[シリアルNo.]欄の左に「入力日付」欄を移動する。(また、印刷では[シリアルNo.]の上に「入力日付」を移動する。なお、印刷の摘要欄の税区分を「相手税区分」に変更して、その下に「税区分」を追加表示する。)また、印刷(タイプ:標準)の詳細設定の「□税区分欄に相手税区分を印字する」を削除する。

 

・総勘定元帳、補助元帳(タイプ:標準)の印刷で「相手税区分」欄、「税区分」欄の表示をする。(現在は税区分欄しかない。)また、印刷(タイプ:簡易)の詳細設定の「□税区分欄に相手税区分を印字する」を削除する。

 

・仕訳帳に比較して一括仕訳置換の枠が下に少しぶれるので、仕訳帳の枠に揃える。

 

経理「ジョブカンDesktop経理/見積・納品・請求書/見積・納品・請求書匠」

・「ジョブカンDesktop見積・納品・請求書」と「ジョブカンDesktop見積・納品・請求書匠」を統合して「ジョブカンDesktop販売」として、匠独自の機能をオプション機能とする。また、匠の機能である給与明細・賞与明細作成機能は「ジョブカンDesktop経理」と重複するので削除する。また、仕入・在庫管理機能を導入して本格的な販売仕入管理ソフトウェアを実現する。

 

・「ジョブカンDesktop経理」、「ジョブカンDesktop見積・納品・請求書匠」の付番設定機能を「ジョブカンDesktop見積・納品・請求書」にも持たせる。

 

・ユーザー管理機能を、会計ソフトのデータ保護設定パスワード機能と同様の仕様に変更する。

 

・従業員設定の下に「担当者設定」を作り、見積等の担当者を直接設定できるようにする。現在は従業員に設定した者のみが担当者設定に該当するが、これでは、(給与計算上従業員とはならない)個人事業主自身が担当者に設定できない。

 

※実現した事項は削除し、新たに発生した事項は追加いたします。ここでの[法人一般]は小規模法人(給与支払役員従業員常時50人までを想定。)及び中規模法人(同じく51人から300人までを想定。)といたします。